18世紀から19世紀にかけて活躍した宮廷画家、ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテ。その代表作である『バラ図譜』刊行200周年を記念した特別展が、千代田区立日比谷図書文化館で開催されます!本記事では、この魅力的な展覧会を詳しくご紹介します。
ルドゥーテは「花のラファエロ」や「バラのレンブラント」と称されるほど、精緻で美しい植物画で知られています。ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌの庇護のもと、世界中から集められたバラを描き残した『バラ図譜』は、ボタニカルアートの金字塔として高く評価されています。
開催概要
会期:2025年4月12日(土)~6月15日(日)
休館日:4月21日(月)、5月19日(月)
開室時間:10時~19時(金曜日10時~20時、日曜日・祝日10時~17時)※入室は閉室の30分前まで
会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室
観覧料:一般500円、大学・高校生300円(千代田区民・中学生以下、障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名は無料)
見どころ
- 『バラ図譜』170点と肉筆画2点、計172点を一挙公開!
- ルドゥーテの人生と、ジョゼフィーヌが蒐集したオールドローズの数々を紹介。
- 19世紀フランス貴族のサロンを再現した展示空間。
作家紹介:ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテ
1759~1840年。ルイ16世王妃マリー・アントワネット、ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに仕えた植物画家。植物学的正確さと芸術性を兼ね備えた作品は、現在も高い評価を得ています。
『バラ図譜』とは
1817~1824年に刊行された、バラだけの版画集。ルドゥーテ独特の点刻彫版法によって、バラの繊細な美しさを表現しています。現存しない当時のバラを知る貴重な資料でもあります。
コラボ企画
ライブラリーショップ&カフェ日比谷にて、『バラ図譜』の2点をプリントラテアートで再現!
グッズ販売
1階ライブラリーショップ&カフェ日比谷にて販売。平日10時~19時、土日祝10時~17時
問い合わせ
電話:03-3502-3340(代表)
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筆者のおすすめポイント
新橋エリアにお住まいの皆様、そして植物画やバラがお好きな皆様に特におすすめしたい展覧会です!ルドゥーテの繊細で美しいバラの絵画は、春の訪れを感じさせ、心が安らぐひとときを過ごせること間違いなしです。200周年という記念すべき年に開催される貴重な機会ですので、ぜひご家族やお友達と訪れて、優雅な時間をお楽しみください。特に、19世紀フランス貴族のサロンを再現した展示空間は必見です。当時の華やかな雰囲気を肌で感じ、歴史に思いを馳せることができるでしょう。また、カフェで提供されるラテアートも、展覧会をさらに盛り上げる素敵な企画です。この機会に、ルドゥーテの世界を堪能し、春の訪れを心ゆくまで満喫してください。
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